採集記管理No.E５９

奈良県でのオオクワ採集記
（採集日 2006.12.30）

2006年もあと 僅かとなり 帰省準備に追われている１２月３０日の朝私の携帯を見てみますと ヒメ達人のヒロ氏より不在電話が 入っていました。なんやろなぁ・・・・・・・と思い電話してみましたが これが 運命を変えました（笑）。電話をかけてみると昨日 Ｋ氏，親方さん，ヒロさんの最強トリオが奈良県某所でオオクワを 採集したとのこと，しかもその材を 少し割っただけで まだ そのまま残っているので今日 また 割りに行くので 行かないかという美味しすぎる お誘いでした。昨日の夜の材割りでその美味しい立ち枯れ材は 少しだけ 割ってはいるが 雨が降ったら その材は もう終わりで中の幼虫は だめになるでしょう。となると今日が チャンスです。こんな美味しい話は めったにないでしょう。こんな忙しいのになんでという家族の不満を よそに 私は 家を飛び出しました（笑）。とりあえず ルアーケースを一つとガーバーの斧を車に積むと 嵐のように ヒロ氏宅に走りましす・・・・そのため ピンセットなどの採集用具を幾つか 忘れてきました。ヒロ氏は 関西でのヒメオオ採集の帝王ですが地元の奈良県を子供の頃から かけずりまわり奈良県のクワガタポイントを 熟知しており 奈良県のオオクワポイントを良く知っておられます。ここのポイントも まさかここにと言う 世間に 知られていないポイントです。奈良県中をローラー作戦で 歩き回ったヒロ氏の 行動力には頭が 下がります。ここのポイントは 過去に樹液，材割りで ヒロ氏が オオクワを 採集した実績の有るポイントです。ヒロ氏の車に乗りがんがん 飛ばします。少々事情があり 美味しいポイントに行く前に 別の第一ポイントに 行きます・・・ここは今年 Ｔ氏が オオクワ♀の成虫を 割り出したポイントです。ここではコクワの成虫，幼虫ばかり割り出しますが 更に 奥へ奥へと入り ヒロ氏がクヌギの根っこを削り オオクワ幼虫を 割り出します。一匹ですが・・・・奈良ではこういうパターンが多いと ヒロ氏は 言います。コクワを数多く割りだし 中に 一匹オオが でるかどうかのパターンだそうです。
さてさて ここでの 採集も終え 本命 第二ポイント（美味しいポイント）に向かいます・・・おおっここにはクヌギの台場も有ります，なんとなくオオクワ初心者の私でも 居そうだなァと 思いました。さあ！本命の立ち枯れ材です。

この立ち枯れ材です。 昨日 Ｋさん，親方さんは それぞれ オオクワ幼虫を お持ち帰りしております。今日は どうでしょうか？

ヒロさん ，その友人，私が かわるがわるこの立ち枯れに立ち向かいます。すると ぽつりぽつり 幼虫が出て来ます。この時期はコクワの幼虫は餌を食べずに 越冬するため 透明な体色をしていますがオオクワ幼虫は 餌を食べていますので白い色をしています。これで区別して探します。あと ノコギリクワガタの幼虫とも間違えやすいので頭の色，形 顎の形で 見分けます。そうこうしている内にそれらしい幼虫が出て来ます。何しろ オオクワ幼虫かもしれないので慎重に慎重に 幼虫を引きずり出します。苦手だなァ・・・・・・（笑）ヒロさんに鑑定してもらいます。たぶん オオクワだとのこと！！もしこれがオオクワだったらオオクワ初採集となります。

お尻が見えている幼虫です♪	無事に 取り出した幼虫

今回の採集記は 半年後くらいに 改訂するかも知れません（笑）幼虫が無事にオオクワに羽化するまでは 安心できませんから・・・・・・・。今日もヒロさんには 色々と教えて頂きました。今回の採集は私的には 採集では ありません。採集の上手い人に採集ポイントに案内されて 採らせて頂いたものです。誰でも採れますし，たぶん自分にとっては 満足度は 低いです・・・・・・でもこういう採集も受け入れる私は 歳を とってきたのかもしれません・・・・・・・・。採集も若さと気力が いるよなぁ〜来年は 少し 初心に返るべきかもしれませんね・・・・・・・・・。上手い人に同行してもらう採集とか採集ポイントを案内してもらうような採集を決して 否定しているわけで無いのですが 私の場合だけかもしれませんが孤独な戦いを していかないと 本当に 深い所には辿り着けないような気もします。

来年は どのような採集をしているのかなぁ・・・・・・・・。