採集記管理No.M１６７

福井県某山でのキンキコルリの新芽採集記
（採集日 2014.05.24）
　　

私は　もう半年近くも　採集というものに　出かけていませんでした。私事で恐縮ですが　昨年の暮れより　私の長男の　大学受験が始まり　センター試験，2次試験と続いて　新生活準備と　精神的にも　余裕がなく　何時もでしたら　時期的にも毎年，今頃はネブト，チビ，マメ等のクワガタの材割り採集に　あちらこちらに　出かけて楽しんでいるはずでしたが　今年は　初採集すらしておりません。こんな冬は　もう10年以上も記憶が　有りません。この受験騒動も　息子の第1志望合格で　無事に終えて　なんとか本日復活の日を迎えました。今の時期でしたら　世間では　もう材割りの時期はとっくに過ぎて　新芽採集でしょうかね。場所は　昨年の実績があった福井県某山にしましょう！本日の気温は高くなる予定で　天気も快晴で　新芽採集としては　かなり良い条件だと思われます。加えて　この採集行には　Koruriさん，Kisiさんとお馴染みのベテラン採集者も同行で　心強い限りです。福井県ですから　出発時間もそんなに早くなくても良く　少しだけゆっくりとでき　いつものように3人が　車に乗り　高速道路に入り　楽しく走っていきます。ポイントに近くなると　昨年と同様に　バシロが舞って　いよいよ　採集の気分が盛り上がっていきます。やがて　山道に入り　徐々に標高を上げていきますとが　昨年よりも　残雪が少ないなぁと感じました。更に標高を上げて　ブナの状況を　観察してみますと　ブナの新芽の開きが早く　青々としています。昨年の記憶から考えてみますと　季節の進行が　少し早いのかなぁ・・・・・と思えます。車を停めて　ポイントに向かい歩き　実際に　ポイントの観察をしてみると　かなり新芽が開き　思っていた展開と違うと感じました。新芽採集は　昨年と同じ日で　気温や天候が良くても　その時々の季節の進行などの自然相手の　難しさが有り　　一筋縄では行かないと感じました。
昨年は　低い場所の新芽に　多くのキンキコルリが付いて　素手で採集でき　本当に楽で　簡単に採集できましたが　今回は　低い位置の新芽は　多く開いて　そのような採集法は　低確率で有ると実感しました。新芽の多くは　高い位置に残り　キンキコルリは殆どが　木の高い部分に　飛来していました。こういう場合は　視点を上げて　高い場所での新芽に飛来してくるキンキコルリを　ネットインする採集に　終始するしかないと感じました。正直言って　最近，年をとって目の衰えを隠せない私には　きつい採集かもしれませんね(笑)。早速，私は　比較的　キンキコルリが　集まりそうな状況の良い新芽の木の前に陣取り　コルリが飛来するのを待ちます。飛んできたと目視判断したら　その飛翔物体を　素早くネットインします・・・・・・・・ネットの中を見て　キラリと輝く　虫が入っていれば　大正解ですね♪３人が　各々の場所に　分散して　頑張って採集に没頭しましが　やはり　３人が　同じことをしているようでも　経験の差，動体視力，採集センスなどの要素が　絡み合い　採集数に　差が出て来ます。
　

ネットイン・・・・キンキコルリ	ピルケースイン・・・・・キンキコルリ

写真では　景色の感動伝えられませんが 中央奥の白い山が　日本三名山の一つの 白山です♪。

撤収まで　少しだけ時間が余ったので　昨年よりの課題である　チュウブマヤサンコブヤハズカミキリのルッキング採集を試みましたが　今年も見ることが出来ませんでした。今回は　Kisiさんと云う　コブのルッキング採集達人が　同行されていたので　レクチャーを受けながらの採集でしたが　また来年以降の宿題が　残ってしまいましたね。
久しぶり採集でしたが　ホンマに　面白く，楽しく　良かったです。さて　次はどうしようかなぁ～～～。