採集記管理No.L１５５

兵庫県でのキョウトアオハナムグリの採集記
（採集日 2013.06.01）
　　

６月になり　虫屋としては色々と良い季節になり　採集の巾も広がり楽しみも多いのですが　この日，　私が採集地に選んだのは　兵庫県某所のキョウトアオハナムグリのポイントでした。しかも昨年の５月２７日に　行った所です。なぜ？？と言われるかもしれませんが　それは昨年のこの地でのキョウトアオハナムグリ採集は完結しては居なかったのでした。昨年は　キョウトアオハナムグリの♂ばかり採集して　♀は全くの未採集であったので　私の標本箱には　ここのラベルのキョウトアオハナムグリは♀が　欠けていました。ですから　心残りが　ずーっと心の片隅に　存在して　リベンジの機会を　狙っておりました。昨年の経験より　♀は　♂よりは　少し遅れて発生するみたいなので　♀を採るのなら　6月中旬辺りがベストだという感触を持っておりましたが　今年は早くも梅雨入りをしてしまいました(ｰｰ;)・・・・・・気持ち的には　もう少し後の日が良いかもしれませんが　梅雨に入った以上　行ける時に行かないと　行ける保証はありませんね。
今日の朝は　のんびりと起きてきて　天気予報で　天気を確認して　行ってみようかという感じで　出発ですね。このポイントは私の家からですと割とアクセスがよく　思っている以上に　早くポイントに到着できます。この場所の天候も　梅雨に入っているだけに　快晴とはいきませんが　厚い雲に　覆われているなか　たまに　晴れ間ものぞかせて　良好だと考えてよいでしょうね！
まず　昨年，樹液を吹き出していた　アベマキの大樹に　向かって直行しますが　そこに向かう道の途中に　早くもキョウトアオハナムグリが　飛んで来て　落ちていました(^O^)。♂だと判別すると　これらは　スルーしていきます。今日の目的は♀です！！♂は　あとから　なんぼでも採れるはずですから・・・・・。ただ昨年の記憶も曖昧で　なかなか　目的の大樹には　たどり着きませんね。思わね時間をこれに　費やします。それでも　なんやかんやで　たどり着きますと　今年も昨年同様に　シロテンハナムグリやゴマダラチョウに混じってキョウトアオハナムグリが　樹液に　大量に群がっています！ただスズメバチも2匹居ますので　２匹のスズメバチが　飛んでいってくれるのを　遠巻きに見ながら　暫く待ってスズメバチが飛び去ってから　採集開始です♪

取り敢えずは　アベマキの大樹には　数箇所の樹液の出ている場所が　有りますので　それぞれに虫網で留まっているハナムグリを一網打尽に　掬いまして　網の中に入ったハナムグリを鑑定して　要らないのから　出していきます。今回はキョウトアオハナムグリ♀が　目的ですので　怪しいのから　ルアーケースに入れて行きます。キョウトアオハナムグリの♂は簡単に判別できますが　キョウトアオハナムグリ♀は　少しややこしいですね・・・・シロテンハナムグリとよく似ています。あまりに似ているので　急遽，Kisiさんに電話を入れて　わかり易い判別法を聞きます。シロテンハナムグリとキョウトアオハマムグリ♀との識別法は　ハナムグリを裏に返して　赤いものがキョウトアオハナムグリですね！！
一応　もう一度選別し直して　最終的に標本用の６♂と　本日の貴重な２♀にお持ち帰り用を絞り込みます。♂は　まだまだ　沢山いましたが　もうあんまりいらないので　スルーしていきます。本日も　やはり　圧倒的に　♂のキョウトアオハナムグリの方が多くいるようです。来週でしたら　もっと♀の比率が増えるのでしょうが　２♀でも満足ですね！！。
目標達成で　これにて　キョウトアオハナムグリ採集は終了ですが　まだ時間は多少,ありますので　チビクワガタの材割り採集でもしてみましょうか！！今日は材割り採集を　全く考えていませんでしたので　斧もないので　手で割る材を取り上げて　手で捻り割ます。すると簡単にも　チビクワが出て来ました。ここの標本も　既に持っていますので　採集も程々にしておきます。少しだけ　遊んだので　そろそろ　撤収でしょうか！

最近，和歌山産の小さいチビクワばかり見ていたので
兵庫県産のチビクワがやけに　大きく感じます。

２♀のキョウトアオハナムグリを　採集できたことで　本日のミッション完了にて　たぶん，もうここに　キョウトアオハナムグリ採集に来なくてすみそうです。ここのポイントでの　キョウトアオハナムグリ採集は　完結ですね（笑）。

P．S
６月９日に　Kisiさんが　このポイントに行きました。やはり♀の比率が　格段に上がっているようですね。ただ　全体のキョウトハナムグリの数は減って来ているようです。このことから　考察しますと　最初は♂が　圧倒的に多く発生して　それから時期的に遅れて♀が少しずつ増えて行くような感じでしょうかね。ただ時期を重ねていくと　全体の数も減って行くような気もしますね。ですから　その棲息場所ごとに　♂も♀も採集出来，尚且つ　数多く採れる時期があるようですね。それと　採集に行く人の休日や天候の巡り合わせ等を　考慮して行くと　当たりにあたるのでしょうね！ただ　外れても　そこそこ採れるので　難しい採集ではないでしょうね。