採集記管理No.I１０６

京都府の某山でのギフチョウ
（採集日 2010.04.25）

先週，兵庫県東部でのギフチョウで　楽しいい思いをして　その余韻が　さめる間もなく　また日曜日が　やってきました。今日も天気は　快晴，気温は良好と　こうなっては　また行くしかありませんね！！で，今日は何処にしようかと　考えて　昨年　最高のギフを体験できた　京都府某山と決定です。
今週も　車は使わず　電車利用です。朝，早くより　電車に乗り　所々で　電車を乗り継ぎ　なんとか目的の某駅に着くと　そこから今度はバスに乗り換えて　京都某山の登山口に」たどり着きます。少し歩くと　某山が見えてきますが　今年は去年とは　違う登山道です。と言うのは　この山は　大阪の某山に　つながっており　縦走すれば　大阪の某山に行けます。京都のこの山でギフが生息しているのですから　大阪の某山にも　ひょっとしたら　ギフチョウが　生息しているのかなぁ？？と　素人ながらに　考えております。私の場合　奈良，京都，兵庫ラベルのギフチョウは　見ていますが　まだ大阪ラベルのギフチョウは　未だ　見ておりません。大阪の住人ですから　なんとか　大阪ラベルを　攻略したいという思いは　持っております。ですから　登山道の途中まできたら　左が大阪某山，右が京都某山という分かれ道になります。少し　大阪某山方面コースを　覘いてみますが　もちろん　ギフチョウのギの字もでません！　山の感じから言うと　雰囲気を感じませんね。のぞき見は　この辺にして　今日の本命コースに向かいます。ここからのコースは　あまり一般的ではないですから　かなり険しく　難所もあります。しかし　その代わりに　時間的には　短縮できそうです！山道は　本当に険しく　かなりハードですね。なんとか　昨年　来た登山道に合流して　最初の登山道を横切ってギフが飛ぶポイントに到着ですが　今日は　全く飛ばずに　がっかりします。そこから　道を急いで　昨年　ギフチョウパラダイスを体験したカタクリの群生地ポイントに　入りますが　ここも　全く　飛んできません。ここにはカメラを持ったギフチョウ撮影人に　会いますが　今日は　全く駄目ですと嘆いておられました・・・・・・今日は　気温も良好！天気は快晴なのに　おかしいぞ？。その言葉を聞いて　直ぐに　ここを　後にして　更に歩き　頂上近くの　とっておきポイントに着くと　ようやく　♂のギフが　1〜3匹単位で　定期的に　飛んできます。やはり　ここには居ましたか！3匹が　一度に乱舞する様は　壮観です。途中　毎年　ここで写真を撮られている昆虫写真家の方に　お話をお聞きしたところ　今年は　この山では　ここ何年かの中で例がないほどのギフチョウの不作とのこと。ギフどころか　蜂や他の虫までもが　少ないと嘆いておられました。先週が　まだましだったようですが　♀のギフチョウが　殆ど　見れないとのことでした。けれど　ギフチョウが飛んでいますので　デジカメで　撮影に入りますが　ここで　私のデジカメに　トラブルが発生します・・・・・どうやら故障のようです。私のHPを出し始めの頃より　使っていましたから　9年以上もの長きにわたり　私の採集行に　お供してきた愛着のあるデジカメでしたのに・・・・・・。残念ながら　私のメインの目標である　撮影を断念しますが　それでも　良いかなぁ　とも思えます。ギフチョウの舞を　見ることができれば　それはそれでも良いです。

ギフチョウ♂の写真です。 今回は　デジカメもトラブルもあり　ほとんど　まともな写真が 撮れていません。 ギフチョウが小さく写ってますが　判るでしょうか？

スプリング・エフェメラル（春のはかない命）と言う言葉がありますが， 元来はカタクリやショウジョウバカマのような植物を指すようです。 最近は　そういった食草と密接な関係のある蝶もそう呼ぶように　なったようですね。けれど蝶でも 年１化（１年に１回だけ羽化する）で、春先にだけ成虫となるチョウの種だけで　日本ではギフチョウ、ヒメギフチョウ、ウスバシロチョウなどがこれにあたるらしいのです。どうも　今日はそのギフチョウが　ぱっと，してないですが　本来のスプリングエフェメラルであるカタクリの花は　ピークですね！先ほどのカタクリの群生地ポイントに　戻ってみると　ギフチョウは　相変わらずだめですが　カタクリの花が咲き乱れています。この山には　そのカタクリの花を　目的に　登山されて来られた方も　大勢おられます。　それほど　スプリングエフェメラルというものは　人を惹き付けるものなんでしょうか・・・・わたしも　少々　カタクリの花を楽しみましょう！！

咲き乱れるカタクリの花	ギフの食草であるミヤコアオイ

さて　もう午後もかなり過ぎると　虫の出も収まって　下山になり　昨年登った比較的楽なコースで　山を後にして　下りて行きます。今年も春の山でのスプリングエフェメラルを楽しみ　このひとときに　癒されて　来て良かったなぁ〜と思い　また来年を　楽しみにしています。やめられませんなぁ〜！　ギフチョウは・・・・・・。

私が　日記を書いているmixiで　シロヘリさんに　こんな　コメントを頂きました。

　　　　　　　　　　　　　　　息絶え絶えに登り詰めると 　ギフチョウが迎えてくれる♪ 春の風物詩ですね！

今回は　まさに　この言葉で　言い尽くされております。